こんにちは。
「会話の質」を上げて、人生を豊かに生きる専門家、神原智己です。
先日、<稼ぐ美容師さんは「稼ぐ極意」を使って雑誌を渡す>
というブログを書きました。
おかげさまで、他のブログ記事よりも、かなりアクセス数が高く、
皆様、お読みいただきありがとうございました。
これも、「稼ぐ美容師:濱宏之助さん」と出会えたおかげです。紹介してくださった知人の美容家さん、濱さんご自身にお礼のご挨拶。^^
また、「稼ぐスキル」という事に関して、みなさん関心が高いんだなぁ、という事も
知ることができました。
では、反面教師もまた、然り。
みなさん、関心があるのでは?と予告通り記事にさせていただきます。(アップが遅れてすみません)
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< 稼げなかった美容師さんの「営業コミュニケーション」>
家から近いから、お店がなんとなくおしゃれっぽいから、という理由で通っていた美容室が
ありました。
オーナーの美容師さんは、40代後半男性Tさんです。
帽子をコーディネートするおしゃれがお似合い。ダンディでかっこいい男性です。
話していると、Tさんは、自分の価値観というものをしっかり持っていて、
私がそこに合わせると、どんどん楽しそうに話してくださいます。
情報も豊富で、「なるほど!」「へぇ~!」と頷くことも多かったです。
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そんなある日のこと。
お会計をするときに、「新しいサービス券です!」。
そう言って、Tさんは、5~6枚、お札のようなユニークなデザイン・サイズの紙を渡してくださいました。
面白いなぁ、と思ってよくみると、
諭吉さんの代わりに、美少年(小学校低学年)の写真がデザイン加工されてプリントされています。
私は聞きました。
「イケメンな少年ですね~。誰なんですか?」
「僕の小さいころの写真なんです。」とオーナーのTさん。
私は、「やっぱり昔からかっこよかったんですね!」と答え、お札と間違えそうになる
サービス券を長財布の中に5~6枚納めました。
ところで、そのお店の外観はどんな感じかと言いますと、アジアンリゾートなイメージ。入口の上に、大きな液晶画面を設置。素敵な海外リゾートや、店内の様子などを随時、映し出していました。
小さな駅前にあるお店の割に「派手に元気にやっているなぁ!」と思いながら、
いつもお店の前を通って仕事にでかけていました。
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そんなある日の事。
そのお店の解体工事がはじまっていたのです!(次は牛丼屋さんの店舗になるとか。)
自分が通っていたお店で、しかも突然の事だったので、ショックでした。
以上が、オーナー美容師Tさんとの思い出です。
この一連の出来事から、私は、またひとつ、営業コミュニケーションに関して重要な事を学びました。
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それは・・・
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みんなのカリスマ美容師 ≺ 私だけのレスキュー美容師
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価値の大小がこのように変わっているという事です。
「カリスマ美容師」に指名が集中した時代は、終わったという事を再確認しました。
つまり、T美容師さんのように、自分自身を商品にするやり方では、お客さんはついてこない、ということです。
そこで、考えてみました。
もし、私がお店のオーナーだったとしたら、Tさんのサービスをこのように変換させます。
・自分の美少年時代の写真をサービス券にする
→ カットしたあとの素敵なお客さんを、「今月のピカイチさん」としてインスタ映えの写真を撮り、サービス券としてデザイン、作成。配布。お客様が扱いやすいサイズにする。
・お店の外観を華美にする事にお金をかける→ カット代・サービス代を安くするなど、お客様にお金を還元する。
このように、逆の発想でお店の良さを打ち出していくと、「稼げる美容師」になったのではないかと思うのです。
つまり。
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お客様自身の価値をあげる
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このことを徹底することが「稼ぐ美容師さん」の条件なのではないか、と思います。
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ところで。
あなたは、自分の未来に不安はないですか?
少子高齢化、人口減、AIの躍進・・・このような社会を生きぬかなければならない時代です。
一方で、SNSなどが発達し、誰でも自分の意見を世間に発信できる、素敵な時代でもあります。
やり方次第で一躍有名になるチャンスもあるし、「自分の存在とは?」「自分らしさとは?」
皆さん、自己認識にとても関心を持つ傾向が強くなってきました。
ですから「カリスマと交流できるだけで、もう、幸せ!」
そう感じる余裕も、想いも薄れているのだと思います。
昔はカリスマ○○が目の前に登場するだけで、ワクワク感があったはず。
でもこれからは
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自分が、自分の未来にワクワクしたい
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求めるものが、このようにシフトしているのを感じます。
いろいろ厳しい世の中だからこそ、楽しく、ワクワク、希望を持って生きていきたい!
そう願っている人は多いですし、私もそうです。
だからこそ、そこを意識してお仕事をしていく。
お客様の喜びにつながり、良いサービスとなるのでしょう。
仕事もプライベートも、根本は同じところが満たされれば、うまくまわります。
自分だけではなく、周囲の人たちとも、ワクワクをシェアできる・・・
そんなコミュニケーションを心がけていきましょう!