こんにちは。「会話の質」を上げて、人生を豊かにする専門家、神原智己です。
今朝、面白いからどうぞ!と、ある経営者様から、こんな動画が送られてきました。
ご存知の方も多いでしょう。
「愚痴を独り言で言うゴジラ」です。
サイトの中に、ゴジラがどーんとワンショットで掲載されている動画がありますので、
ぜひご覧ください!
http://netafull.net/video-funny/057098.html
笑いどころ、満載です。
なぜ、この動画がこんなにたくさんの人にウケるのか・・・
実は、「面白い発想」だけではなく、
このゴジラの「独り言」は、立派な「スピーチ」として成立しているからだと
私は気付きました。
あの、スティーブジョブズの素晴らしいスピーチでも使われている
「成功するスピーチの構造」を、関西弁で、ちゃんと実践しているんです。
まずは、「愚痴を独り言で言うゴジラ」ご覧くださいね。
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動画で、ゴジラの独り言、聴けましたか?
この話の構造は、私たちもマネしたい、成功するスピーチの構造になっていますので、
せひおつきあいください。
スピーチの種類には、いくつかある中で、演説者のゴジラは、
「ストーリー型」というタイプを使っています。
聴く人の心を動かす、共感を呼ぶタイプで、スティーブジョブズも、よく使っていました。
この形式は主人公=ゴジラと同じ目線で出来事を聴くことができ、似たような自分自身の体験を思い出すので、聴き手がゴジラに感情移入し、共感できるというわけです。
「ストーリー展開」型のスピーチには構造があります。
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「状況設定」→「葛藤」→「解決」→「メッセージ」
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これにゴジラのスピーチを当てはめていきますね。^^
♦「状況設定」
いつ、どこで、誰が、どんな状況下で、どんな衝突(困難)が起きたか。
・ゴジラは静岡から上京。「ちょっと東京をみてみたいな」と思った。
すると、飛行機やロケット、戦車が現れ、攻撃された。
何も悪いことをするつもりはなかったのに、ひどい仕打ちを受けた。
そのうち、人間にとってもっと脅威な「キングキドラ」があらわれた。
すると、人間たちは、ゴジラの味方になり、キングキドラをやっつけてくれるよう頼んできた。
♦「葛藤」
衝突によっておこった葛藤。葛藤の克服のために行った事。その過程でどんな困難を克服したか。
葛藤1.
自分は「怪獣」。人間から敵視されるのも仕方がないかと我慢した。
ビルもよけて歩くなど、気を遣ってあげた。
にもかかわらず、その気遣いを、理解されず、一方的に攻撃され続けた。
葛藤2.
キングキドラがあらわれた→人間たちは、ゴジラに散々痛い目にあわせてきたのに、敵が来たから、味方しろ、と都合の良いことを言ってきた。
葛藤3.
人間のために戦っている間、ゴジラは必死に頑張っているのに、全く人間は参戦してくれなかった。
・以上、人間に理不尽に扱われ、辛かったが、モスラやその子供が味方になってくれて、キングキドラを倒すためにゴジラは必死に頑張った。そして、見事キングキド倒し、勝った!すると、人間たちから「ありがとう!!また来てくれよー!」と言われて葛藤を克服した。
♦「解決」
最終的にどのように解決したか。
・最初、怪獣の姿の自分を人間たちは理解してくれず、理不尽な仕打ちをうけたが、
人間たちのために、ひと役かうことで、感謝された。
その事によって、ゴジラの心の葛藤は解決した。
♦「メッセージ」
どんな教訓を学んだか。
・「ゴジラの独り言」という設定なので、聴衆へのメッセージは、発言していない。
聴衆ひとりひとりに考えてもらう設定になっている。
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いかがでしたでしょうか。
スピーチや、ちょっとした挨拶が多くなるこれからの季節。
あなたも「ストーリー型」の文章構成で話してみませんか?
新しい出会い、お世話になった方々の心を動かし、共感され、
素敵な関係がずっと続いていくはずですよ!
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