「52円切手下さい」「売り切れました」で諦めない会話

 こんにちは。

「会話の質」を上げて人生を豊かにする専門家、 

神原智己です。 ^_^

2017年もまもなく終わろうとしています。

この一年、あなたはたくさんの会話の中で、 

いろいろな経験をして、たくさんの喜怒哀楽が

ありましたね。^_^ 

そんな中、「言葉として出てきていないけれど、相手が本当に求めている事 は、何かな?」

「相手は、何を求めているから、このような言葉を発したのかな?」 

意識して会話した場面を思い出せますか?

 

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私の場合は、先日 、近くの郵便局窓口で、考えました。

今年は、特別に52円切手が、発売されましたね。

年賀状として出すハガキに限り、期間限定で62円→52円と、切手代がおトクです。

そんな中、郵便局の窓口で、こんなやりとりを耳にしたのです。 

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 年の瀬ですから、郵便・小包コーナー窓口は、大混雑。20人近い人が一列に並んでいます。

私は、年賀状に貼る52円切手を買おうと、列に加わりました。

ようやく私の2人前のお年寄り(女性)が窓口に到達。

お客さん:「52円切手、下さい。」

郵便局側:「すみません!52円切手、売り切れちゃったんです。申し訳ありません。」 

………  お客さんは、30分ほど待った末の残念な答えに、 とてもがっかり、疲れた表情で引き返していきました。

私も52円切手が欲しかったので、同じように落ち込みましたが、自分の番に来て、アイディアが…。 

私:50円切手と2円切手、ありませんか?

郵便局側:ありますよ。何シート必要ですか? 

 ……… というわけで。

今年の年賀状用の特別な52円切手ではなく、

普段から郵便局に置いてある50円切手と、 

2円切手、合わせて2枚貼る事で、 

年賀状を出す事ができました。 

 ホッとしたと同時に、52円切手を買えずに失意の表情で帰っていったご老人の事が気がかりになったのです。

『あのお客さんは、52円切手ではなくても、

年賀状を出せる切手の組み合わせなら、なんでもよかったんじゃないかなぁ。』

ともやもやした気持ちになったのです。

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「52円切手下さい」 という言葉に隠れた意図・目的

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を考えた瞬間でした。 

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52円切手を下さい。と言ったお客さんは、 

①「52円切手そのものが欲しい」 

②「52円切手が売り切れの場合、代用の切手でも 

年賀状が出せる切手が欲しい」 

 どちらの可能性もあるのではないかと思ったのです。もし②だったなら、

「52円切手は、売り切れましたが、他の切手を組み合わせて、年賀状を出せますよ。」

 

このような提案の一言で、お客さんの問題は解決するわけです。

〜〜〜 

このような「52円切手下さい」の例のように、 

もし、あなたが、相手の発した言葉の裏側にある意図、目的、悩み…を 引き出してあげ る事ができたら、

相手は、「言葉にしていないのに、自分の事情を 

わかってくれた!」 

とても嬉しくなります。

 そして、あなたの事が大好きになります。

 

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そう考えると、 

2017年、もっと親しくなれ たかもしれない人…

意外とたくさん思い浮かぶのではないでしょうか。 

このヒアリングのスキルは、 

 「会話の質」が上がる大きなポイントの一つです。

年末年始、身近な人、家族との会話の中で、 

ぜひ、意識して、実践してみてください。 

上級スキルではありますが、 

それだけに効果は、絶大ですよ! 

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さて。 

 今年1年、神原智己の「会話の質」を上げるコミュニケーション講座ブログにお付き合い頂きまして、 

本当にありがとうございました。 

数あるブログの中で、こちらを読んで頂けました事、とても嬉しく、感謝申し上げます。

来年も、一緒に成長できますよう、 

ブラッシュアップしていきますので、

どうぞよろしくお願い致します。 

それでは、寒さに負けず、良いお年をお迎えくださいね。^_^ 

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