こんにちは。「会話の質」をあげて人生を豊かにする専門家、神原智己です。^^
昨日、信じられないことが起きて、美容院の予約時間に間に合いませんでした。
電車に乗っていたところ、「布団が線路に落ちているため、しばらく停車します。」というアナウンスが。。。
数分待たされただけだったのですが、乗り換えのタイミングを逃したりと、
予約時間に、10分ほど遅刻してしまったのです。
いつもの担当の方に「すみませ~ん」とお詫びした後、遅れた理由を面白ネタとして、伝えた私。笑い声が響く楽しい会話がしばらく続きました。
でも、ここでちょっと立ち止まり、想像してみてください。
もし、私が重要なビジネスの会議に遅刻したのだとしたら・・・
あなたなら、「遅刻」の理由を、どう説明するでしょうか。
Aさん.Bさんのどちらか選んでみてください。
(※おもしろおかしく伝える事ができないTPOとします)
A.「電車遅延で遅刻しました。申し訳ありませんでした。」
B.「電車遅延で遅刻しました。もっと時間に余裕を持って出かけて、遅刻しないよう気を付けるべきでした。申し訳ありませんでした。」
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Aさんの説明は、
「電車が遅れて遅刻した」+「申し訳ありません」という言葉。
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「事実」+「謝罪」
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「打ち合わせに遅れたのは、自分のせいではない。
電車のせいだ。仕方がない。わかってもらえるだろう。」
こんな気持ちが相手に伝わるはずです。
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一方Bさん。
「電車が遅れて遅刻した」+「これからは、時間に余裕を持って行動する」+「申し訳ありません。」
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「事実」+「改善策」+「謝罪」
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という文章構成です。
線路に落ちていた布団は、もちろん自分のものではありません。電車遅延に関わっていないにも関わらず、自分の行動次第では、遅刻を防げたのではないかと反省、失敗を次に生かそうとしています。
つまり「電車遅延」は「避けられなかった偶然」ではなく、
「自分の行動次第で、避けられた」=「自分が引き寄せた必然」と捉えている。
自戒と、次回への意欲というポジティブな気持ちが、相手に伝わるはずです。
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では、
待たされた側の上司の気持ちは、どうでしょうか。
もし、あなたが上司だったとしたら、AさんBさん、どちらに好印象を持ちますか。
電車の遅れ=不都合な事実を
A,「避けられなかった偶然」と諦める人。
B,「自分が引き寄せた必然」と捉え、より良い状況を目指す人。
どちらの部下を評価するかは、明白です。
とはいえ、
一般的にはAさんが大多数を占めるというのが現実かもしれません。
でも、もし、Bさんのような意識を持てたなら、状況は変わっていくかもしれないのです。
確かに、電車の遅れ(ましてや、布団が線路に落ちているなんていう、珍事件)
に出くわしたのは、たまたま運が悪かっただけ・・・そう思いがちです。
ところが、布団が線路に落ちていたその日は、関東などで木枯らし1号が吹いた日でした。その情報を聞き、「強風で何か物が飛びやすくなっている。不測の事態が起こるかもしれないので、念のため早く家を出ておこう。」など、想像力を働かせる事もできたはず。
そう考えると不測の事態=運のせいばかりにもできない事に気づきます。
よく言われる「運の良い人・悪い人」。
明暗を分けるのは、AさんBさんのような、意識の持ち方の違いからくるのかもしれない・・・
その可能性は、否定できないのです。
ですから、ここで提案です。^^
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運の悪い出来事すら、自分の問題と捉え、改善策を言葉にする。
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あなたも、ぜひ、会話に取り入れてみてください。
意識を変えるだけではなく、「言葉にする」ことがポイントです。
そうすることによって、
<あなたの価値観・生き方をたくさんの人が知る>
↓
<あなたは「どんな時も、より良い状況を目指す人」というイメージがつく>
↓
<ポジティブなイメージのあなたには、ポジティブな人が集まりやすい(類友)>
↓
<ポジティブ思考のコミュニケーションが活発になる>
↓
<ポジティブな行動が成果を作っていく>
このように
「会話の質」があがり、人生を豊かにする連鎖が生まれます。
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運の悪い出来事すら、自分の問題と捉え、改善策を言葉にする。
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これは、納得いかない!不運だ!
そう感じた時には、ぜひ、この事を思い出して実践してみてください。
なんだか修行僧のような、難しさを感じるかもしれませんが、
「言うだけ」でいいんです。笑。
行動が伴わなかったとしても、気にせずに。
習慣をつけるには3週間が一つの区切りと言われています。
まずは、3週間言い続ける事によって、あなた自身はもちろん、周囲に「何か変わったね」と言われたら・・・それは立派な嬉しい成果ですよ。^^