こんにちは!
神原智己です。
相手との心地良い会話には、「ほめ」が欠かせないですよね。
でも、こんな風に感じて悩んでいませんか?
褒め言葉を言ったら相手は喜んでくれる。それはわかっていても「素敵ですね」「きれいですね」
「素晴らしいですね」なんて、気恥ずかしくて言えない・・・。
そもそも相手を目の前に、ほめ言葉が思いつかない。
他にも、「さすがですね」など一言ほめたのに、「いえいえ、そんな事ありませんよ」と
相手に否定されるのもイヤだし、次の言葉を探す時の「間」がきまづいなど、
いろいろな理由で「ほめる」事を苦手と感じている人はとても多いようです。
そんなほめ下手さんでも、ラクに相手をほめる事ができるテクニックが
「間接的な『ほめ』」です。
「○○さんが、あなたを△△とほめていましたよ」と相手に伝えるほめかたです。
この間接的なほめのメリットは二つあります。
① 心理的に言いやすく、ハードルが低い。
② 相手は、直接ほめられるよりも、「○○さんがあなたをほめていた」と
言われた方が、社交辞令ではなく、真実味があって嬉しい。
これらのメリットの理由は
① 相手に伝えるのは、「自分の想い」ではなく他の誰かが言っていた「事実・情報」です。
ですから、口下手だったり、普段クールな印象のキャラクターの人でも、恥ずかしがらずに相手に
伝えやすいのです。
② 「ウィンザー効果」が働くためです。ウィンザー効果とは、相手に直接言われるよりも、
第三者や口コミなどを通して、間接的に知る情報の方が信頼性が増して感じられる」というものです。
その根拠の一つとして、ビジネスの場で商品・サービスを紹介する(良い印象を持って買ってほしい)時に、
実際に使っている人の感想を伝えたり、SNSで愛用者の声をのせたりしているのをよく見かけますよね?
売る側の人が、直接その良さを伝えるだけでなく、このウィンザー効果を利用することによって、
お客様にもっと商品・サービスを信頼していただけるからです。
人(相手)をほめる時も、例外ではありません。ほめ言葉にウィンザー効果がはたらき、
相手はあなたからの「間接的ほめ」情報を信じて、心から嬉しくなるというわけです。
ここまでの説明で「間接的ほめ」の効果をわかっていただけたかと思いますが、問題はどうやって
「間接的ほめ」情報を集めればよいか、という事ではないでしょうか。
ここでは
①個人的に相手をほめたい時
②相手の所属している会社や学校など組織をほめたいときにわけてお話します。
まず
①個人的に相手Aさんをほめたい場合は、Aさんが属しているグループで会話する機会を作りましょう。
もちろんAさんがその場にいない事が条件です。
そして、Aさんについて、あなたが知っているプラスの情報を話題にしてみるのです。
例えば、「Aさんはいつもお弁当をもってきますよね」と一言投げかけてみましょう。
そこにいる人たちは「そうですよね、毎日偉いですよね」「おかずがおいしそうだった」
「盛り付けがきれいですよね」など、何かしら、プラスの感想を口にするはずです。
その言葉をメモしたり、覚えておきましょう。
後日Aさんに会ったときに「○○さんが、Aさんのお弁当の盛り付けがきれい、って言ってましたよ」などと
「間接的ほめ」が言えるようになります。
次に②相手の所属している会社や学校など組織をほめたいときです。
もちろん、①個人的に相手をほめたい時と同じように「間接的ほめ」情報を集めても良いのですが、
もっと簡単なのはSNSで情報を調べることです。
相手の会社、学校のホームページを見たり、名前など組織名で検索。出てきた情報の中で、
プラスの印象になるデータや情報をピックアップして記憶しておきます。
例えば営業先の会社の人に会う前、たった3分、この作業をしておくだけでOKです。
「最近、御社の新製品が、メディアでよく取り上げられていて評判いいですね」など、「間接的ほめ」が
すぐにでき、会った瞬間から、良い雰囲気になります。それだけではなく、「この人は、会社の事を良く
調べて、興味を持ってくれているんだな」と嬉しくなり、スムーズに商談が進むきっかけにもなります。
「間接的ほめ」は、言う時に心理的なハードルが低く、しかも相手を惹きつける効果が大きいので、ほめ下手さんにこそ、大きな武器になるほめ方です。
ぜひ、試してみてくださいね!
神原 智己
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