「わざわざ」。どんな時に使っていますか?

こんにちは。神原智己です。

毎日、暑くて、何をするにも疲れやすく、大変ですよね。

だからでしょうね。この時期、よく聞きます。

「わざわざ、すみません」 「わざわざ、ありがとうございます」

あなたは特に気にすることなく、使っていますか?

それとも違和感を覚えますか?

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「わざわざ(態態)」 

あらためて、どんな意味なのか、調べてみました。

デジタル大辞泉によると・・・

1.他のことのついでではなく、特にそのためだけに行うさま。特にそのために。

例文:「態態出掛けなくても電話で済むことだ」

 

2.しなくてもよいことを、ことさらするさま。故意に。

例文:「ご親切にも態態忠告に来る人がいる」

 

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 1も2も、良い意味で使われている例文とはいいがたい事に気付きます。

つまり、「わざわざ、ありがとうございます」という挨拶は・・・

● 話し手の気持ち → 「ねぎらい」 「感謝」

● 受け手の気持ち → 「余計なお世話と思われている」 「そこまでしてもらって、気が重いと思われている」

このように、話し手のあたたかい気持ちが、受け手に伝わらないどころか、

悪い印象を与えてしまっている危険性があるのです。

これこそが、「コミュニケーションギャップ」。

とても、残念な会話になってしまうので、

このコミュニケーションギャップをなくしましょう!

 

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対策として・・・

 ① 感謝の気持ちを伝える時は、「わざわざ」を使わない 

これに限ります。^^

とはいえ、相手に感謝の気持ちを、さりげなく伝えたい!ですよね。

 

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「わざわざ」を使わずに、感謝の気持ちを伝えるには・・・

  ② 自分は何に感謝しているのか、具体的に言葉にする

  

例えば・・・「わざわざ、ありがとうございます (すみません)」

→ 「暑くて大変な中、来ていただいて、ありがとうございます (すみません)」

これなら、話し手も、受け手も、言葉通りの意味合い。

誤解なく伝わっていますよね?

他のシチュエーションとしては

「お忙しい中、来ていただいてありがとうございます。」

「朝早く(遅い時間に)来ていただいて、すみません。」

など。

これが「来る」事に対してだけではなく、

「お土産をいただく」「手伝ってもらった」「知らせてくれた」

「お茶をだしてくれた」・・・ガラリと違うシチュエーションに変わっても、同じです。

要は、

相手の状況を推察した言葉を付け加える+ ありがとう (すみません)

これでOKです。

 

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 このように相手の状況を推察=思い遣る、ちょっとした手間こそが、相手へのお礼なんだと、

捉えると心も豊かになりませんか?

 

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今回は、微妙な言葉、「わざわざ」をとりあげました。

良い意味も、良くない意味にも捉えられるので、「微妙」な言葉と表現しました。

この「微妙」な言葉は、他にもあります。

次回、また、お伝えしますので、ぜひ、おつきあいくださいね!

それでは、

わざわざ読んでいただき・・・・・・・ではなく!笑

暑い中、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

これからも、よろしくお願いいたします!^^

PS、お中元をいただいた時も、「わざわざ」ではなく、

「暑い中、お気遣いいただきまして、ありがとうございます。」の方が、誤解なく、スムーズに

伝わりますよ。^^