電車の中で。

昨日、電車での出来事です。

朝、通勤ラッシュの中、立っていたら、私の斜め後ろから、女性の、

苦しそうな息遣いに気付きました。

「はぁ、はぁ・・・」という呼吸は、どんどん大きくなっていきます。

とっさに、「過呼吸?」声かけしました。

20代と思われる若い女性は、うなづき、マフラーを口元でおさえています。

私は、席を譲って下さい、と近くの方にお願いし、取り急ぎ

女性に座ってもらいました。

「袋いる?(袋を見せて)」→首を横に振る女性

「ハンカチいる?(ハンカチ見せて)」→首を横に振る女性

指先をさわると、あたたかかったので、少し安心しながら、「大丈夫だよ」

と声かけしつつ、背中をさすっていました。

少し、呼吸が安定してきたので、「ラクになってきたみたいだね^^」

と一言。

「はい。」とようやく声がでました。

過呼吸の場合は、息が苦しく、話せない場合が多いので、

首を振るだけで、イエス、ノ―が、わかるような声かけをするのが良いと思います。

結局、そのあと渋谷で降りて、歩けるほどには、復活した様子でした。

今回わかったこと。

過呼吸で「はぁはぁ・・・」乗客が苦しそうにしていても、気付かない人が多いですね。

電車の中で、イヤホンをしている人が多いからでしょうね。

荒い呼吸に気付かない、もっといえば、何かヘルプを求める声が発せられても

気付かないはずです。

 とはいえ、電車の中で、イヤホンをつけて、自由に過ごすのはもちろん、

まったく問題ないわけですよね?

ですから、周囲の音が聞こえる状態の人たちが、乗り合わせた乗客の異変に気づいた場合、

躊躇せず、手助けする心構えを持っているべきだな、と思いました。

特に過呼吸は、不安感が、症状を悪化させるので、

「大変なことになっても、誰か助けてくれる」という、よりどころ的な安心感を

持たせてあげる事がポイント。

イザという時は、乗客みなさん協力的なはずですから、

いいだしっぺ、ヘルプするきっかけの人になる勇気を、これからも

しっかり持っていたいです。

インフルエンザ、胃腸炎も・・・まだまだ手ごわいです。

みなさま、どうぞご自愛くださいね。

メルヘンな夢の世界の写真を・・・

 

photo: Y.K