「間」の大小を使って、惹きつける話し方

こんにちは!

話し方プロデューサー神原智己です。

先日、東京創業ステーション主催で、140名様ご参加いただいた

「起業家のための話し方講座 誰も教えてくれない自己紹介のコツ」

オンラインセミナー。

今日は、当日チャットでいただいたご質問におこたえしますね!


■ 間の大小ってどのように決めていけばいいのでしょうか。■


ハイ、とても重要な事、核心にふれた質問に感謝いたします!

ちょっと上級編にはなるかもしれませんが、

このあたりが、プロっぽく話し慣れた人に聞こえるかどうかの極意ですよ!


さて、間の大小の前に、あなたに必ずやっていただきたい

大前提の作業があります。

それは、

① 「重要なワードや箇所に印をつける(〇で囲む)」こと。

② その部分は、ゆっくり読むこと。

③それ以外は、早いスピードで読むこと。


以上をマスターしてください。

印をつけなくても、話す時、反射的にできるようになるのが目標です!



それでは、間の大小のつけ方について、解説していきます!

まずは、どこが大きな間で、どこが小さな間なのか、

基本的な法則を箇条書きにしますね。


<間の大小を決める法則>

■大きな間

・新しい事を提案した一文のあと。

・これまで話してきたこととは、反対の事を言う前。

・話題を変える前。

・「しつもん語尾」のあと。

・強調したい「ワード」の前か後ろ。



■小さな間

・句読点のあと。(原稿に書いてあるそのままではない。

 文の意味を考えた、自分でつける句読点。)

・語りかけ語尾のあと。(なんですね、なんですよ等)

・強調したい「ワード」の前か後ろ。




いかがでしょうか?^^

「まぁ、そうだよなぁ。」と思っていただけた項目が多いかと思います。


ところが、すでにお気づきかと思いますが、重複している項目がありますよね。

ややこしいのは、コレです。


強調したい「ワード」の前か後ろ、どちらを大小にすればよいか、

迷うということです。

先日のセミナーでもご質問を頂きました。



結論として

「どちらにしても良い」です。

そして、「前と後ろどちらか一つでも良い」です。



ただし、条件があります。

話が単調にならないように、

強調「ワード」前後の大小の入れ方をアトランダム(不規則)にすること。✨

これが、聴き手を飽きさせない効果バツグンの抑揚の極意です!


例えば、以下のように、間を入れましたので確認してみてください。

そして、声に出して読んでみましょう。

訴えたい肝の部分が、聴き手の頭の中にスッと入ってきて、

それでいて飽きないリズム感があるはずです。

(私の番組ナレーション収録原稿の抜粋)



以下の文章はナレーション原稿ですが、プレゼンも同じことです。

まずは、この「ラクに聴ける抑揚」をマスターしてから、

あなたの個性を出していきましょう!

伝えたい事が、しっかり伝わるのはもちろん、あなただけの唯一無二の

「惹きつける話し方」へと繋がっていきます。


では、以下、ぜひ、黙読、声出し、チャレンジしてみてくださいね!

Let`try!!

※大きい間→〇  小さい間→▼で表記

※太字の部分は「強調する箇所」です。

ゆっくりとしたスピードで読みましょう。

それ以外の言葉は、早いスピードで!




~~~レッスン原稿~~~~


クルマには、〇乗員の安全を守るために、▼部品のひとつひとつに至るまで、

〇様々な対策が▼施されています。▼

その中から、今回は〇ウィンドウガラスについて▼ご紹介しましょう。

ウインドウガラスが、▼どのようにして安全対策に繋がるのか〇

と思う人もいるかもしれませんね。


万が一、〇衝突事故などが起きてしまった場合のことを▼想像してみてください。

体がどこかへ強く打ち付けられて、▼負傷してしまうという危険性がありますよね。▼


これに加えて、〇ウインドウガラスが割れてしまい、

その破片が飛び散ってしまうことで、〇

ガラスが身体に刺さり、〇危険なものとなってしまう可能性があるんです。


では、ガラスには、▼どのような安全対策が▼施されているのでしょうか。


まずは、ウィンドウガラスの中の〇合わせガラスです。

こちらの特徴として、▼事故などで衝撃を受けても〇ひびが入るだけで

割れにくく、〇

さらに、▼ガラスも粉々に砕けることがないため、〇

破片もほとんど飛び散らないような▼作りになっています。


逆に、〇細かく粒状になって▼割れるようにしたガラスもあります。

(つづく)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


いかがでしょうか?^^

最初はぎこちないかもしれませんが、なれてくると、

反応しやすくなりますよ!


ところで、上記の書き込み、間の取り方が「ただ一つの正解」ではありません。

ぜひ、あなた自身が考える、強調ワード、間の大小を、

以下に書き込んで練習してみてください。

まっさらな原稿だけを下に書きましたので、ぜひプリントアウトなどして、

ご自分で印をつけて、レッスンしてみることを

おすすめします。


とても上達しますよ!!!


それでは、GOOD LUCK!!

また一緒にレッスンしましょう!


神原智己



<例文原稿>

クルマには、 乗員の安全を守るために、部品のひとつひとつに至るまで、


様々な対策が施されています。


その中から、今回はウィンドウガラスについてご紹介しましょう。


ウインドウガラスが、どのようにして安全対策に繋がるのかと、


思う人もいるかもしれませんね。


万が一、衝突事故などが起きてしまった場合のことを想像してみてください。


体がどこかへ強く打ち付けられて、負傷してしまうという危険性が

ありますよね。


これに加えて、ウインドウガラスが割れてしまい、


その破片が飛び散ってしまうことで、


ガラスが身体に刺さり、危険なものとなってしまう可能性があるんです。


では、ガラスには、どのような安全対策が施されているのでしょうか。


まずは、ウィンドウガラスの中の合わせガラスです。


こちらの特徴として、事故などで衝撃を受けてもひびが入るだけで、

割れにくく、


さらに、ガラスも粉々に砕けることがないため、

破片もほとんど飛び散らないような作りになっています。

逆に、細かく粒状になって割れるようにしたガラスもあります。

かしわスタジオにて.jpg

このスタジオでの収録、再開しました!やっぱりスタジオ録音は、音も良いし、喋りやすい!スタッフともコミュニケーションとりやすい!「当たり前だった」ことに感謝の気持ちでいっぱいです。