皆さん、ごきげんいかがですか?神原智己です。^_^
無(な)くて七癖(ななくせ)
どんな人でも多少は癖があるものだということ。
「無くて七癖有って四十八癖(しじゅうはっくせ)」…デジタル大辞泉より。
珍しくことわざから、入ってみました。
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少し前に、経験した実話です。
玄関で、花の手入れをしていたら、
ご近所の女性が、手押し車をひいて、
通り過ぎるのを見かけました。
「こんにちはー!」
とっさに声をかけたところ、
その女性は振り向きざまに
「…あなた、のんきねぇ。」
真顔で言うではないですか。^_^;
「こんにちは。」「あなた、のんきね。」
このリアクションに、違和感を覚えますよね?
私も、です。笑。
その鮮やかなジャブ?に、思わず笑っちゃったんです。
「私が、ですか?」
聞き返したところ、彼女は、さらに真顔で答えます。
「そうよ、あなたよ。」
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例えば、こういう方を「ひとクセある人」と
いうのかもしれません。
あなたなら、「のんきねぇ」、と言われ、合点がいかず 、
そこで会話をやめてしまうでしょうか?
いえいえ、それでは、せっかくの人づきあい、つまりません。
ここは、話を聞き出してみるのが、面白そうです。^_^
いろいろ話していたら、 こういう事でした。↓
私には、まだ小さな子どもがいて、あれこれ気を遣う事が多い事でしょう。
それなのに、通り過ぎ去りそうなご近所さんを、わざわざ呼びとめるように挨拶している、
そのさま が、悩みがなさそうだった、と。
その後、「子育てで、これからいろいろな悩みが、出てきますよ。困った事があったら、
なんでも相談しに来て下さいね。 」
ありがたい言葉を、頂戴しました。
「のんき」と発した言葉に隠された気持ちは、「何か問題が起きたら、助けてあげなくては。」という、
親切心だったのです。
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言葉の使い方にも、その人なりのクセが あります。
無くて七癖。
たとえ、一瞬、言葉のジャブを受けたと
感じたとしても、そこから一歩踏み入って
みて 下さい。
懐に入ると、
その人の、好ましい心が見えてくる時があります。
その人を理解できた瞬間は、コミュニケーション して得た、
嬉しい成果です。
トゲにひるまず、ゲットしたバラの花束は、記憶に残るほどの美しさですよ。^^