個性をつけたいあなたへ。

神原智己です。 

ごきげん、いかがですか?^_^ 

前回は、「ひとクセ=個性的」な人とのコミュニケーションについて、その面白さやアドバイスを、 

私の経験談を交えて、お伝えしました。 

今回は、その真逆。 

「ポジティブイメージの個性をつけたいなぁ」という、真摯な思いにお応えできれば、と思い、書く事にしました。^_^ 

 

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私は、声優・俳優を目指す若い方々に 、夢を叶えてもらうべく、専門学校で指導させていただいています。

ぶち当たる壁は、皆同じ。

「自分だけの、キラリと輝く個性が欲しい」 

このお悩みは、芸の道だけではなく、

一般企業への「就活」中の学生さんも、同じのようです。

 

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はじめにお伝えしたいのは…

個性がなくて、普通です。 ^_^

もっといえば、普段、授業で接している生徒さん 一人一人の個性、私にはよくわかりますが、 

その場限りの 面接官という立場でみると、

微妙な個性は、ほとんどわからない のです。 

 

20年そこそこの人生。

振り返ってみて下さい。 

ある程度定められた教育方針の、小、中、高…学校に、通い続ける日々。

取り立てて大問題もなく成長できた…

 就活生の大半が、同じように、そのような

有難い人生を 送ってこられたのではないでしょうか。 

 

だから、面接で「個性がない」と言われ、驚き、

嘆き悲しむ必要はありません。 

当然の事だと、自分を受け入れて頂きたいのです。

 

むしろ、一瞬にして「この子、全然、他の子と違う!」面接官に思わせるほど、

劇的に不遇な人生ではなかった事に感謝すべきですよ。^_^

 

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では、面接官が言っている「個性」とは、なんぞや? 

あなたが、面接官になった気持ちで考えてみましょう。朝から、夕方まで、

ずーっと、同じような紺色のリクルートスーツに身を包んだ学生さんと向き合い続けるのが、

面接官の仕事です。

 

退屈だなぁ。  飽きちゃったなぁ。

 

本音は、コレです。 

採用試験のプロでいらっしゃるので、そのような素振りは、見せません。

しかし、 

彼らは、ハッとするような刺激を、本能的に求めているのです。 

 

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個性→刺激→心を動かす言動

つまり、学生の皆さんは、「刺激的なアピール」を 

魅力的に行えると、面接官は、喜びます。

 合格につながりやすいのです。

 

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私が放送局を受けていた時代…。 

「 自分は、右でもなく、左でもなく、中央大学です‼︎」 

左右、中央に、両手を大きく振りながら、自己紹介をして、東京キー局のアナウンサーに受かった、

と いう伝説を作った男性アナウンサーがいらっしゃいました。

この自己アピールを、たったそれだけの事? 

あなたは、思うでしょうか。 

この一言は、「刺激的なアピール」であるのは、

もちろんの事、 

偏りのない、事実に忠実な取材をし、視聴者に伝える!という、

本人の意志まで込められています。 

 マスコミに携わる者の、真髄ともいえる信条まで表している…振る手の勢いが、

強ければ強いほど、

想いも伝わる…放送局側に「使える人材」と感じさせているから合格するのです。^_^ 

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まとめますね。 

面接で(特に新卒、フレッシャーズ)通るには、 

自己紹介が、 

・①、刺激的なアピールである事 。

・②、①の内容が、その会社で、とても役に立つ要素である事。

 

この2つが、うまく絡み合い、表現されていれば、

結果は、自ずとついてきます。 

 

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私の場合、 

やはり、普通に個性がないので、笑、 

作りました。 

まったく海外旅行をした事がない中、

「オーストラリア&ニュージーランド、一カ月! 

バックパッカー放浪の旅」を敢行したのです。

人生、初海外旅行で、宿無し、友なし、言葉なし(英語は、日常会話レベル以下)で一カ月!は、

まさに、サバイバルゲーム。 

面接で ①「刺激的なアピール」どころ満載です。

 その話を、

②マスコミ業界で 生き抜く為に必要な「根性」「感動」「柔軟性」「積極性」に紐付け、放送局に役立つ人間である事をわかってもらう。

こんな作戦で臨みました。 

結果は、10局以上、落ち続けた後、ようやく札幌テレビ放送にアナウンサーとして、採用していただく事になったわけです。 

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個性がない、のは当たり前。 

無理矢理にでも、 刺激的なアピールをひねり出し、作り出し、形に仕上げ、相手の会社にとって

手を伸ばしたくなる商品を差し出す。 

その晴れの舞台が、「面接」です。

 

「自分には、何もない…」下を向いて泣いている暇などありません。 

外に出かけて、いろんな物に触れ、感じてみましょう。 

少しでも「いいな」、心惹かれるものがあったら、 

とことん追求してマニアになってみて下さい。 

例えば、美術館に行って、ゴッホの「ひまわり」の絵がいいな、と思ったとしましょう。

そこで、ひまわりという絵が出来るまで…

ゴッホの人生とは? 

徹底的に調べてみる。 

ゴッホに、関してなら誰にも負けない知識を持つ。 

その中から、受かりたい会社が 必要とする

キーワードが出てくるはずです。 

それを、知識と紐付けてアピールしてみましょう。

あなたの事を「個性がない」という面接官は、 

1人もいないはずです。 

 

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もう一度言います。 

「面接で戦える個性とは。 

自分で、短期間でも作れます。」 

恐れる事はありません。 

楽しい作業です。 

健闘を祈ります。(^_^)v