新刊!「星の王子さま」 ドリアン助川訳

こんにちは、神原智己です。 

先日、こんなイベントに行ってきました。 

あの有名な「星の王子さま」を、ドリアン助川さんが訳した新刊。

「ほんとうに大切なものは目に見えないんだよ」世界中の人々の心に沁みた、

この一節がでてくる21章を、ドリアンさんが日本語で朗読。

もう、おひとかたの訳者、管 啓次郎先生は、フランス語で朗読。

そして、原作はもちろん、原作者「サン=テグジュペリ」について、お二人の対談。

ドリアンさんが、サンテグジュペリが生まれたフランスのリヨンへ訪れた際の

お話しを楽しみました。

およそ1時間半の対談では、たくさん興味深いお話が・・・

その中で、特筆したいのは・・・

※原作者 サン=テグジュペリは、8回も不時着している、操縦が不得意な飛行士。(8回目で消息を絶つ)

2回目に砂漠に不時着した後、書かれたのが、星の王子さま。

当時、ピレネー山脈を越えるのも大変なくらい、低い高度で飛行していたサン=テグジュペリは、

偶然、飛行機がちょうど着陸できるくらいの丸い高台を、いくつも見つける。

着陸し、砂漠のようなその地で、黒い小さな石を見つける・・・隕石に違いない!

誰もしらない、宇宙と自分だけの関係に、どんな思いでたたずんでいたのだろう。(ドリアンさん談より)

※砂漠に不時着したサン=テグジュペリは、生死をさまようほどの極限状態にいながらも、

砂に残された動物の足跡の様子をみて「ここで、友達に出会ったのかな。」etc・・・観察眼・想像力を働かせ

ることを、やめなかった。

(ドリアンさん談)

※「星の王子さま」はイラスト通り、金髪の少年のイメージだけれど、

物語にでてくる「王子さま」の思考は、少年~老人まであらゆる年齢層を行き来している。

だから、絵本とはいえ、子供は、最初の方を読んだあと、眠ってしまう。笑。(管先生談)

※とても視点が希有な作者。たいてい、作者は人間からの視点で、物事を書き連ねるが、

サン=テグジュペリは、そうではない。見た動物、物体、宇宙からの視点で、他の環境を

書くことができる。視点が自由自在。(管先生談)

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 長々、書いてしまいました。読みにくかったら、ごめんなさい。^^;

最後に、一番ステキだなぁ、と思ったこと。

金色の麦畑をみた時、キツネは金髪の「星の王子さま」を思い出すように、

何かが目に入ってきたとき、それを見て、自分と交流した、誰か、何かを連想・思いだす・・・。

これは、心で物をみること。 その瞬間から、目の前の物体は、自分にとって、

特別な意味のある物になる。

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いかがでしょうか。

「星の王子さま」的、あらゆる環境との交流。

私たちは、たとえ一人でいたとしても、孤立しているのではなく、

常に何かとつながっているような感覚・安心感に包まれませんか?

心に灯がともるって、こういうことなのかな、イベントの後は、上機嫌で一人、家に帰りました。

目にみえないコミュニケーション、ほんとうに大切なもの、と実感します。

 

ドリアン助川さんと。

 

管啓次郎さんと。

 

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