注文の多いお客さん(メニュー以外)

「スープは、少ないと嫌なの。多くして。」 

「ぬるいと、嫌なの。熱くして持ってきて。」 

先ほど、ファミリーレストランで、隣りのテーブルから 聞こえてきた声です。

お客さんが、注文を取りにきたお店の女性に、かけていた言葉ですが、 このセリフを読んで、

あなたは、どう感じましたか?

ずいぶん、横柄な客だなぁ。 

ちょっとワガママなんじゃない? 

店員さん、かわいそう… 

マイナスなイメージを持ったのではないでしょうか。 

ところが、です。

 お店の女性は、ふふっと笑い、なんだか

和やかムード。 

私まで頬が緩みました。

実は、このお客さん、言い方が、とってもゆっくりで、優しく、さらに、にこやかだったのです。

おしゃれな帽子をかぶったとってもダンディな 雰囲気のご老人でした。

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コミュニケーションは、言葉に特化した 

言語コミュニケーション(本、SNSのような) と、

言葉を使わないコミュニケーション(身振り手振り、表情、声のトーンなど)に 分けられます。

人と話す時、「何を言おうか」意識して考える事が多いですよね。 

一方、非言語コミュニケーションは、無意識のうちに相手に伝わっている場合が多いのです。 

そして、後者の影響の方が、第一印象は、 

圧倒的に大きいのです。 

これは、メラビアンの法則という、有名な心理学データに基づき、言える事です。 

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 そんなつもりで、言ったわけじゃないのに…冷たい人に思われちゃった(汗)。

さらっと、一言書いたら、なんだか相手を傷つけてしまったみたい(困) 。

 

そんな、思いの行き違いって、ありますよね。 

その誤差を、かなり縮めてくれるのが、 

非言語コミュニケーションです。 

あなたも、身振り手振り、表情 で、気持ちを伝えるよう、意識してみませんか?

SNSが発達し、職場でも、声かけが 

少なくなってきています。 

直接、相手と向き合う非言語コミュニケーション力をつけていきましょう! 

ちょっと恥ずかしい? 

女優、俳優になった気分になれば、簡単です。笑 

まずは、笑顔。いつもより口角をあげて、 

話してみる…それだけで、ぐぐっと印象が 

良くなります。 

 

明日は、月曜日。 

新しい週のはじまりを、きっかけに、 

新鮮な気持ちで、口角を意識した笑顔。

まずは、 一週間、はじめてみましょう!

 

最後に… 冒頭のご老人が、お願いしたメニューは

…… ラーメンでした。ん〜、おいしそう!(o^^o) 

 

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photo/ Y.K