こんにちは。神原智己です。
今日は、滑舌でお悩み。法律関係のお仕事をしている
Kさんの対面コンサルをしてきました!
Kさんのお悩みは、相手に「聴き返される」事が多いということ。
つい、早口で話してしまい、聞き取りにくい発声をしてしまうのです。
早口というのは、長年の習慣になっているので、
なかなか自分一人では、なおせない、というのが辛いですよね。
今日はコロナウィルスの関係で、
お互いマスクをしての対面レッスンでした。
Kさんに文章を読んでいただいたところ・・・
これがなんと!いつもより発音がいい!!
一音一音、くっつかず、はっきり聞き取れるのです。
私も、ご本人も驚きました。(笑)
嬉しいサプライズだったわけですが、
はてさて、なぜ急に滑舌が良くなったのか・・・
なんとなくお気づきかと思いますが、実はこれ、マスクのおかげだったんです。
一言でいうと、マスクをしていると、唇を動かしにくくなるから、
喋るスピードが遅くなった、早口が治ったというわけです。
もっというと、遅くなった唇の動きのスピードと、
元々の舌の動きのスピードがぴったりマッチした。
だから、一音一音が、しっかりきれいに発音できて、
相手も聞き取りやすくなったのです。
それにしても!
レッスンしにくくて、申し訳ないなぁ・・・
と厄介に思っていたマスクが
逆に、「早口滑舌改善グッズ」として、役立つとは!
想像もしていなかった事。
この新たな発見は、同じお悩みをお持ちの方にも、
きっと役立つはずです。
ぜひ、マスクをしたまま、文章を読んでみてください。
会話でもいいです。
少し長めの話をして、試してみましょう。
マスクで音が遮られているのに、意外と相手に聴き返されることが
少ないはずです。
とはいえ、マスクをはずしたら元に戻ってしまうので、
やはり、他にも早口滑舌をよくするレッスンが必要ですよね。
おすすめは、
一音一音、「母音」を意識して話すという事です。
例えば、
「こんにちは」という言葉。
これを
「kO N nI chI wA」
というように、子音と母音にわけて、
言葉をとらえてみてください。
上記の大文字ローマ字が母音(あいうえお)です。
綴りの中のO、I、I、Aの音が出そうになるくらいまで、
一音一音、音を引っ張って発音してみましょう。
そうすると、自然と話すスピードは遅くなるはずです。
これが、マスクなしで早口滑舌を改善するコツです。
早口は、つい唇が早く動いてしまう習慣を、変えると治ります。
そのためには、マスクで強制的に唇を動かしにくくすること。
音の「母音」を意識して話すこと。
これら二つのことを実践すると、早口滑舌は改善されます。
しばらくは、マスクをつけたまま人と話す日々が続くと思いますので、
この時期を利用してみるといいですね!
その際、ボソボソ話すのではなく、できるだけ大きな声を
意識して話すといいでしょう。
大きな声を出すには、それだけ唇の動きも自然と
大きくなりますから、
効果的に、スピードを落として話せるようになります。
早口でお悩みではない人も、マスクを利用すると、
大きな声で話す習慣を身につけられるので、
良い声、響く声を出すトレーニングに
なるはずです。
ぜひ、マスクをつける習慣を利用して、良い声づくり、
滑舌改善に役立ててみてくださいね。
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