こんにちは。神原 智己です。^^
あなたは、普段「拍手」を誰にしていますか?
何かの舞台をみた時。
お祝いや会議の席など、ちょっとあらたまった席で。
家族だったら、誕生日、ケーキのろうそくの火を吹き消す時くらいかなぁ、、、という人が
ほとんどではないでしょうか。
私も、その一人だったのですが、数か月前の、ある出来事をきっかけに
事態は一変しました。
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ある日、夫がいつものように仕事から帰ってきて、夕食のテーブルにつきました。
向かい側に座っている息子(小3)と私を目の前に、一言いいます。
「ボーナス出たよ~♪」
息子は、一瞬ですが、じっと夫の顔を見つめていました。
3秒ほどたった、その時です。
パチ!パチ!パチ!・・・
ゆっくりと、丁寧に、しかも真顔で、拍手をし始めたのです。
そんな息子を支持すべく、私も真似して 真顔でパチパチパチパチ!
無言のまま、祝福の拍手だけが、部屋中に響き・・・
夫は、「いや~、そんな大したことじゃないから・・・」と、あわてます。
マンガみたいに顔を赤くし、面白いほど、照れ照れ。笑・・・
笑いながら、それはそれは、嬉しそうでした。
そんな一件があってからです。
我が家では、家族の誰かが嬉しい報告をしてきたとき、
その頑張りを讃えて
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「無言で拍手」
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まるで儀式のように恒例となりました。笑
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振り返って・・・
息子は、なぜ、拍手をしたのか。
おそらく、「ボーナス」の意味がわからなかった^^;
だから、言葉では、なんと応えて良いかわからない。
だけど、パパは嬉しそう。
きっと、とても凄い事を会社で成し遂げたに違いない・・・
そう感じとり、彼にできる表現方法→「拍手」になったんだと思います。
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この息子のリアクションは、私にとっても、ユニークで衝撃的でした。
拍手って、パーティや、何かの会があって、大勢から贈られるもの、
舞台上の人がいただくもの、
もしくは、人生で記憶に残る喜び事が合った時に、セットとなって贈られるもの、
そう思っていた事に気付きました。
でも、「拍手」って、もっと気軽に、日常生活に活かせるものだったんですね。
身近な誰かが・・・
「ダイエットに成功した」
「仕事・勉強の成績があがった」
「良い写真が撮れた」 etc・・・
日常生活で頑張って得た、成果に対して、その大小にかかわらず、「凄いな」と
思ったら、積極的に拍手をしてみる。
自分が思うより、相手は、とても喜んでくれるはずです。
そして、逆にもし、あなたが日常生活のちょっとした成果に対して
「拍手」をされたら、「拍手ってこんなに嬉しいものなんだ」
驚くほど実感するでしょう。
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思えば、私たちは生まれて、ハイハイができたら、拍手。立って歩いて、拍手。
言葉を発して拍手。。。そうやって拍手に励まされて、成長し、今があるんですよね。
大人になっても 「アリ」なんです。
何気ない日常生活での、「頑張り」に対して贈る「拍手」は、
これからの「頑張り」への原動力になります。
意外性からくる、ちょっとした「可笑しみ」も手伝って、
その場に居合わせた人たち全員を明るくしてしまう幸福の魔法。
そこまで言えるほど、「拍手」には、価値があると感じます。
気をつける点は、「心から」の拍手であるということ。
(決して、茶化す為の道具にしてはいけません。)
拍手される側はもちろん、拍手する側も、とても良い気持ちになるので、
コミュニケーションツールとしての「拍手」を、ぜひ、使いこなしてみてくださいね。