こんにちは。神原智己です。
大笑いしながら見た「R-1 グランプリ2017」 。
ひとり芸日本一を決める番組(フジテレビ)として、おなじみに なりましたね。
過去最多エントリー3792人の頂点にたったのが、
「アキラ100%」さん。
おめでとうございます‼︎(^^)
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芸は、いたってシンプル。
裸で登場し、お盆で、前を隠しながら
様々なポーズ。決して放送禁止になるような
事にならない、「見えない、見せない早ワザ 」を
魅せます。笑。
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私は、この芸人さんのショーに、感動すら覚えるほど、好きですね!
お盆を、ひっくり返す時、本当にチラ見すらない
卓越した技術に、おお〜!脱帽するのはもちろん、
彼の、視聴者とのコミュニケーションの取り方が、
素晴らしいから。時流にあっているから。
つまり、
単なる「下ネタ」で終わらせる事ができない、素晴らしい「非言語コミュニケーション力」を感じるのです。
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これまで、「下ネタ」と聞いて、連想されるキーワード はなんだったでしょう。
下品、不真面目、不謹慎…
ところが、
アキラ100%さんから滲み出るキーワードは、
誠実、真面目、一生懸命、職人気質。
芸そのものは、ストレートすぎるほどの下ネタですが、彼が演じる芸からは、
下ネタの特徴とされてきたキーワードが
感じられないのです。
むしろ真逆。
そればかりか、今夜ラストのオチは、
NHK教育テレビで人気の、良い子のための科学実験番組「ピタゴラスイッチ」のパロディでした。
・いかにも生真面目で気の小さそうなサラリーマン風の表情。軽やかな所作。適度に引き締まった裸体。
→誠実、真面目オーラ。
・見えないように、必死に頑張る姿→ 一生懸命
・卓越した高度な技術→信頼
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虚構、ウソが蔓延している世の中で、これらは
どれも、今の時代が求めてやまない キーワードでしょう。
それを彼は、裸一貫で表現し、視聴者に魅せてくれているのです。
アキラ100%さんは、言葉ではなく、体を張った芸で、 やりとりをしているので、
「非言語(ノンバーバル)コミュニケーション」というコミュニケーションの領域ですね。
そのエネルギーに圧倒され、笑いながらも
心から尊敬の拍手を送りたい気持ちです。
今回の結果で、確信したのは、
「これからは、真面目で、一生懸命。
信頼のできる確かなモノ、人が支持される」ということ。 調子の良さや、ノリがウケる時代は、過ぎたな、と感じます。
地道に コツコツ…技術が自慢!だけど、日が当たらなかったなぁ〜、そんな方は、チャンス。
少しの工夫と、人との出会いで、大きな転機が
やってくる!と感じています。
また、そんなキーワードを胸に、 あなたも
頑張っていきませんか!(^^)
photo/ Y. K